米航空株が2014年以来最大の上げ-ドイツ銀行が買いを推奨

  • 有効座席マイル当たり旅客収入の減少に歯止めがかかる方向
  • アメリカン航空とユナイテッドが明るいニュースを発表

12日の米株式市場で航空株が2014年終盤以来最大の上げを演じた。ドイツ銀行が三大航空株の買いを推奨したことが手掛かり。

  ドイツ銀行のアナリスト、マイケル・リネンバーグ氏は12日付リポートで、米アメリカン航空グループデルタ航空ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは重要な業界指標である有効座席マイル当たり旅客収入の減少に歯止めがかかる方向に「少しずつ」進んでいるとして、3社は持ち直すとの予想を示した。航空業界が輸送能力の伸び鈍化や為替相場、良好な景気による好影響を受けるとしている。

  1-6月(上期)には運賃低迷や過剰な輸送能力、英国の欧州連合(EU)離脱・残留を問う国民投票に伴う経済の不透明性から、ブルームバーグ米航空株指数が年間ベースで5年ぶりの大幅下落の方向にあっただけに、こうした株価上昇は投資マネーの流入につながる。収益改善の兆しが見られれば、航空株はすぐに買い戻されるのではないかと、リネンバーグ氏は分析。投資判断を従来の「ホールド」から「バイ」に引き上げた。

  米航空株指数は終値ベースで6.5%高と、14年11月以来最大の上昇率を記録。アメリカン航空は11%、ユナイテッドは8.8%それぞれ上昇した。

  ユナイテッドは11日遅く、4-6月(第2四半期)の有効座席マイル当たり旅客収入の減少率が最大で6.75%にとどまったと発表。従来は最大7.5%減少の見通しを示していた。

  アメリカン航空は12日、シティグループ、バークレイズとのクレジットカード関連の新たな合意を発表した。合意により、向こう2年半で税引き前利益が15億5000万ドル(約1620億円)押し上げられると同社は説明した。

原題:U.S. Airlines Jump Most Since 2014 as Deutsche Bank Says Buy (1)(抜粋)

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