米国株:3日続伸、ダウ平均も最高値-アルコア決算で先行き楽観

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12日の米株式相場は3日続伸。前日のS&P500種株価指数に続き、ダウ工業株30種平均も最高値を更新した。原油相場の上昇が材料視されたほか、アルコア決算が企業業績への楽観を強めた。

  決算発表の先陣を切ったアルコアは2カ月ぶり高値。同社の利益はアナリスト予想を上回った。今週はブラックロックやJPモルガン・チェース、シティグループも決算を発表する。

  商品関連やエネルギー銘柄、輸送株の上げが目立った。アメリカン航空は11%上昇。原油相場が3カ月ぶりの大幅高となり、石油・天然ガス株は昨年11月以来の高値を付けた。フリーポート・マクモランは11%高。

  S&P500種は前日比0.7%高い2152.14で終了。2日連続で最高値を更新した。ダウ工業株30種平均は120.74ドル(0.7%)高い18347.67ドルで終えた。昨年付けた取引時間中の最高値も更新した。ナスダック総合指数は0.7%上昇して昨年12月30日以来の高水準。

  ジェフリーズのチーフ市場ストラテジスト、デービッド・ザーボス氏は「市場参加者は主要中央銀行がかなり早急に市場を支えるとみているため、株式市場に戻りつつある。それが英国の欧州連合(EU)離脱選択後に起こっていることだ」と述べた。

  S&P500種はブルームバーグがまとめたストラテジスト調査の年末時点の予想平均値である2152を上回った。楽観的な見通しを同指数が実際に上回ったのは2014年11月以来初めて。

  ザーボス氏は「量的緩和の効果を確信している。マジックのように機能すると思うが、国債利回りが過去最低を付ける中で株価が最高値を更新していることを少し憂慮している。通常、国債は株式に対するヘッジの役割を果たすものだ」と述べた。

  今週、投資家の目は企業収益に移る。S&P500種構成企業の第2四半期決算に対するアナリスト予想は5.7%の減益となっている。実際にそうなれば、2009年以降で最長の5四半期連続の減益決算となる。銀行の収益は11%減が予想されている。

  S&P500種の業種別では、年初からの上昇が目立っている公益事業株と通信サービス株がこの日は下げた。

原題:Dow Average Joins S&P 500 at Record as Energy Shares, Alcoa Jump(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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