米国債:続落、入札の需要弱く-記録的上昇後で買い手は尻込み

更新日時

12日の米国債相場は続落し、2営業日での下げ幅は今年最大。今週2度目の国債入札は弱い需要となった。先週の相場上昇で10年債利回りは過去最低を付けていた。

  利回りは月初来の高水準に上昇。10年債入札(200億ドル)では2009年以降で最も低い需要にとどまった。前日の3年債入札でも需要は7年ぶりの低水準となり、年限を問わず米国債に売りが出た。

  先週の利回りは過去最低を更新。米金融政策当局が利上げを見送るとの観測や投資家が低利回りの欧州債や日本国債に代わって米国債に買いを求めたことから上昇していた。ブルームバーグ米国債指数によると、年初来のリターンは5.8%。

  BMOキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニューヨーク在勤)は「初めてみる水準に買い手がショックを受けることはある」と述べ、「先週だったらこの水準でも積極的な買いが入っていた」と続けた。
  
  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.51%。前日からの利回りの上げは15bp。ここ2日間の相場は2015年12月以降で最もきつい下げとなった。10年債(表面利率1.625%、2026年5月償還)価格は23/32下げて101 1/32。

   この日の入札結果によると、最高落札利回りは1.516%と、2012年7月以来の低水準。投資家の需要を測る応札倍率は2.33倍と、2009年3月以降で最も低かった。

  この日の30年債利回りの上昇幅は8bpと、2月以降で最大だった。

  イートン・バンスのキャサリン・ガフニー氏は、いつかの時点で「米国債市場では巻き戻し」が起きるだろうと述べ、「利回りを求めて誰もが米国債に飛びつき、時を見計らって抜け出すのは非常に難しいだろう」と続けた。

原題:Treasuries Plunge on Auction ‘Sticker Shock’ After Record Rally(抜粋)

(第3段落を加え、相場を更新し第5段落以降を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE