欧州債:ドイツ国債が続落-英国の先行き不透明感後退で需要が減少

12日の欧州債市場ではドイツ国債が続落。英国の政治情勢で不透明感が後退したほか、世界的に金融刺激策の増強が見込まれることから、域内で最も安全とされるドイツ国債の需要が減少した。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債の利回りは約1週間ぶりの高水準となった。英国でメイ内相の速やかな首相就任が確実となり、先月23日の国民投票以来の政治的な緊張が和らいだ。また、イングランド銀行(英中央銀行)だけでなく、日本銀行と欧州中央銀行(ECB)が景気支援策を打ち出すとの観測も強まっている。
 
  クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「幾つかの要因が相まって市場に安心感を与えている」とし、「英国の政治面はやや確実性が増した」と指摘。「政策担当者が信頼感を高めようと準備していると市場ではみられている」と付け加えた。

  ロンドン時間午後4時35分現在、ドイツ10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のマイナス0.10%。一時はマイナス0.09%まで上昇した。6日にはマイナス0.205%まで下げ、過去最低を記録していた。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格はこの日、0.71下げ105.755。 
  
  フランス10年債利回りは7bp上げ0.19%。同年限のスペイン国債利回りは2bp上昇し1.17%、イタリア国債利回りは2bp上げて1.23%となった。

原題:German Bonds Fall as U.K. Political Clarity Reduces Haven Demand(抜粋)

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