成績不振ヘッジファンドは覚悟を、投資家は成績見て資金移す-調査

  • 大半の償還請求は特定の成績不振に関連-調査
  • 引き揚げた資金は別のヘッジファンドに投資する見込み

自分が運用しているヘッジファンドの成績が悪いなら、顧客が気付いていないとは思わない方がいい。

  12日に公表されたクレディ・スイス・グループの調査によると、ヘッジファンドへの投資家の84%が1-6月(上期)に資金を引き出した。61%は恐らく今年これから引き揚げると回答した。償還を求めた投資家にとってその主な理由はファンドの成績不振だった。

  調査はヘッジファンドに約7000億ドル(約73兆2000億円)を投資する資産配分担当者200人余りを対象に実施。引き揚げられた資金の多くが他のヘッジファンドに向かっていることが分かった。引き揚げた資金をもうヘッジファンドには投資しないという回答は9%のみだった。

資金流出を指摘するロバート・レオナード氏

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

  クレディ・スイスのキャピタルサービス担当世界責任者のロバート・レオナード氏はブルームバーグテレビジョンとの12日のインタビューで、「ヘッジファンドから資金は流出しているが、今のところそうした資金は業界内で成績の優れた別の戦略や個別ファンドに再投資されるために待機していると思われる」と語った。
  
  調査によると、ファンド・オブ・ファンズとファミリーオフィスは積極的に資金を引き揚げている。年金基金と寄付基金、財団はより長期投資の傾向があるという。ファンド・オブ・ファンズの91%、ファミリーオフィスの87%は今年これまでにヘッジファンドから資金を引き揚げた。ヘッジファンド全体のパフォーマンスに不満なために資金を移すという回答は少なく、70%余りが今後半年にヘッジファンドへの投資を増やす公算が大きいとしている。

  また、向こう半年について最も人気がある投資先はマーケットニュートラルやロング・ショート戦略の株式ファンド、グローバルマクロ戦略ファンドだという。

原題:Hedge-Fund Investors Dump Laggards, 84% Redeem in First Half (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE