カーニー英中銀総裁、EU離脱に関する警告を擁護

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イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は12日、欧州連合(EU)離脱を問う国民投票前の時期に離脱のリスクを強調し、独立性を損なったとの批判に対して同行を擁護した。

  総裁は英議会で金融安定当局者らの見解に自身が影響を及ぼしたかとの問いに答え、「あらゆる意味であり得ないことだ。委員会はそのような形で運営されていない。議長が結論を導くことはない」と言明した。

  英中銀は国民投票前にポンド下落や投資縮小、リセッション(景気後退)など、離脱の場合に想定されるリスクを挙げたことで離脱派から批判を受けていた。

  総裁とともにこの日の公聴会に出席した金融行政委員会(FPC)外部メンバーのリチャード・シャープ、ドナルド・コーン両氏は見解をまとめるのに際していかなる圧力もなかったと証言した。

  証言に先立ち公表された6月28日、7月1日両日のFPCの議事録は、融資促進を目的とした自己資本要件緩和で生じた余剰資金を英銀が配当に充てるリスクについて委員らが協議したことを示した。

  議事録によると、FPCはEU離脱選択後の同会合で、金融安定の見通しが「大きく変化した」との認識で一致。英銀が受ける圧力を軽減するために市中銀行に求める カウンターシクリカルバッファーをゼロで維持することを決め、リスク加重資産の0.5%とする先の決定を撤回した。

原題:Carney Defends Bank of England After Attacks Over Brexit Warning(抜粋)

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