米フェイスブックに10億ドルの損害賠償請求-ハマスの利用めぐる裁判

フェイスブックは、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスによる攻撃計画の際に同社サービスの利用を容認したとして、遺族らから10億ドル(約1030億円)の損害賠償訴訟を起こされた。この攻撃ではイスラエルやヨルダン川西岸、エルサレムで米国人4人が殺害され1人が負傷した。

  7月10日にニューヨーク南部の米連邦地裁に提出された訴状によると、原告らは「フェイスブックが、オンライン・ソーシャルネットワーク・プラットフォームと通信サービスという形で、ハマスに物質的な支援や手助けを故意に提供した」と主張し、米国人5人に対する暴力におけるフェイスブックの責任を追及。「端的に言えば、ハマスはテロリズムを遂行する手段としてフェイスブックを使っている」と指摘した。

  ハマスは米国や欧州連合(EU)、イスラエルからテロ組織と見なされている。今回の訴訟で原告は、ハマスがメンバーや支持者との作戦・戦略情報の共有や攻撃実行の指示などでフェイスブックを利用したと主張した。

  フェイスブックは訴訟に関する取材に対し、「フェイスブック上には暴力や直接的脅威、テロリズム、ヘイトスピーチを促すコンテンツを載せる場所はない」と言明。「フェイスブック上で許される内容について理解を助けるコミュニティー・スタンダードを設けている。当社の基準に反すると思われるコンテンツを見つけた際には報告ツールを利用するよう人々に求めており、当社が調査して速やかに対処できるようになっている」と説明した。

原題:Facebook Accused in $1 Billion Suit of Being Hamas Tool (3)(抜粋)

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