ブラジル株:ボベスパ指数、10週間ぶり高値-金属関連銘柄が高い

  • 商品および内需に関する見通しの改善を好感
  • ブラジル経済の今年の成長率見通しを上方修正-エコノミスト調査

11日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は10週間ぶり高値となった。世界経済にする楽観的な見方を背景に金属価格が上昇したことに加え、ブラジル経済が従来予想より速いペースで回復するとの見通しが示されたことが材料視された。

  鉄鉱石生産のヴァーレが高い。シティグループが原材料セクターに強気姿勢を示したことを受け、世界的に鉱業株が上げた。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は石油・ガス生産が過去最高に達したと発表し、ボベスパ指数の上昇に最も寄与した。同指数は原材料関連企業のウエートが21%を占める。

  証券会社クレア・コレトラのアナリスト、ラファエル・フィゲレード氏は「市場が国内の経済活動の改善を見込む中で、輸出拡大はさらなるプラスとなろう」と語った。

  ブラジル中銀のエコノミスト調査では、今年の経済成長率見通しがマイナス3.3%と、6月初め時点でのマイナス3.71%から上方修正された。テメル大統領代行は先週、来年についてアナリスト予想よりも大幅な財政赤字削減計画を発表し、同政権が信頼回復に成功するとの観測が高まっている。テメル大統領代行とメイレレス財務相は週末、資産売却計画の一段の詳細を明らかにした。

  ボベスパ指数は前週末比1.5%高の53960.11と、終値ベースで4月以来の高値となった。指数採用59銘柄中48銘柄が上昇。ヴァーレは3.7%、ペトロブラスは5.3%それぞれ上昇。小売りのブラジレイラ・ジ・ディストリブイサンは内需関連株の上げの中心となり、3.2%高。

  大学運営のエスタシオ・パルチシパソンエスも高い。同社取締役会は同業クロトン・エデュカシオナルからの買収提案を承認した。

原題:Ibovespa Climbs to 10-Week High as Metals Gain Adds to Optimism(抜粋)

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