欧州債:ポルトガル国債が5日続落-財政赤字制限違反で罰金との観測

11日の欧州債市場でポルトガル国債が2月以降の最長となる5営業日続落となった。財政赤字制限に違反したとして、同国が罰金を科される可能性があるためだ。

  ポルトガル10年債利回りは1日に3カ月ぶり低水準を付けて以来、上昇基調にある。欧州委員会は7日、スペインとポルトガルが過剰な財政赤字を続けているとして、両国に罰金を科すよう勧告した。これはポルトガルが直面する問題の一つに過ぎず、国内銀は不良債券で弱体化し、現政権は救済計画の下で導入された改革の一部撤回に動いている。

  SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏(フランクフルト在勤)は、「周辺国の中でポルトガルはこれまでも問題だった」とし、「新政権がこれまでの改革や緊縮策の一部を取りやめて以来」同国債は下げており、「ポルトガルが再び関心事になった」と語った。

  ロンドン時間午後4時19分現在、ポルトガル10年債利回りは前週末比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.12%。1日には2.91%まで低下した。同国債(表面利率2.875%、2026年7月償還)価格はこの日、0.355下げ97.91。

  ドイツ10年債利回りは2bp上昇しマイナス0.17%。同国債に対するポルトガル10年債の利回り上乗せ幅(スプレッド)は5営業日連続で拡大し、329bpとなった。

  スペイン10年債利回りは2bp上げ1.17%。同年限のイタリア国債利回りも2bp上昇の1.21%となった。

原題:Portugal’s Bonds Post Longest Run of Declines in Five Months(抜粋)

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