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アバディーン、不動産ファンドの解約停止2日延長-「例外的な状況」

英資産運用会社のアバディーン・アセット・マネジメントは、32億ポンド(約4250億円)規模の不動産ファンドの解約停止を2日延長した。投資会社2社から延長の要請があったという。社名は明らかにしていない。

  マーティン・ギルバート最高経営責任者(CEO)は11日の発表文で、「例外的な状況と大口の2社から受けた要請を考慮し、全ての顧客の利益を公平に扱うには、2日間延長してファンドに残っている投資家への周知を確実にするのが適切だと判断した」と説明した。

  英国の欧州連合(EU)離脱選択による不動産値下がりを懸念した投資家からの解約請求で、先週は計180億ポンド規模の不動産ファンドが解約を停止、もしくは制限する措置を講じた。

  ギルバートCEOはこの日の延長発表前にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、解約を求めた人の多くが請求を撤回していると発言。「まだ5億ポンド程度の流動性がある」とも述べ、11日に解約請求の受け付けを再開する意向だとしていた。

  同CEOによれば、スタンダード・ライフ・インベストメンツが4日に解約を停止するまではアバディーンへの解約請求はほとんどなく、請求額は6日の1億5000万ポンド程度で天井を打った。アバディーンはファンドの価格をさらに17%引き下げ、投資家が週末に売り注文を再考できるよう11日まで取引を停止すると発表していた。

  ギルバートCEOはインタビューで、「慎重に見ている。手元流動性を算定しなければならない」とも述べていた。

Martin Gilbert

原題:Aberdeen Delays Fund Reopening on ‘Exceptional Circumstances’(抜粋)

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