メイ氏:13日に首相就任、英2人目の女性首相がEU離脱舵取りへ

更新日時
  • 英保守党の新党首はEU離脱を成功させると決意表明
  • 対抗馬のレッドソム氏撤退でメイ氏の首相就任が確実に

英国ではメイ内相がキャメロン首相の後を引き継ぎ13日に首相に就任する見通しになった。保守党党首の座を争っていたレッドソム・エネルギー閣外相が11日、党首選から撤退し、英国の欧州連合(EU)離脱を率いる仕事はメイ氏の双肩にかかることになった。

  キャメロン首相は13日に下院で最後の質疑応答後、エリザベス女王を訪ね辞任を伝えると述べた。女王はその後、与党党首としてメイ氏(59)を呼び組閣を要請する。

  メイ氏は11日、テレビ放映された演説で「離脱は決まったことだ。成功させよう」とあらためて決意を示し、「英国の未来について、強く新しい前向きなビジョンが必要だ。少数の特権階級の人だけではなく全国民のためになるビジョンだ。なぜならば、われわれは国民が人生を決める自由を拡大させようとしているからだ。それが、共により良い英国を作り上げる道だ」と語った。

  メイ氏は市場が動揺する中で、EUを離れる英国の移行期を率いる仕事を担う。キャメロン首相は11日、官邸前での短い会見で「13日夕には新首相が誕生する」と述べた。メイ氏は「強く有能で、英国がこれからの数年に必要とするリーダーシップを発揮する能力が十二分にある」と語った。

  レッドソム氏が突然に撤退を表明する前のバーミンガムでの演説でメイ氏は、多くの有権者がグローバル化の波に不安と取り残された思いを抱いていたことを認識し、企業の高過ぎる報酬や税逃れを取り締まるなど中間寄りの政策をアピールしていた。 

  総選挙の前倒し実施には反対の考えを示しているが、2015年の総選挙後、英国の政治に劇的な変動があったことを理由に、選挙実施への圧力が生じる可能性はある。

  レッドソム氏は2010年に議員となり、入閣の経験はない。保守党議員からの自身への支持は「強力で安定した」政府を作るのに十分ではないとして11日正午過ぎに撤退を表明した。母親である自分が、子供のいないメイ氏よりも良い首相になるというタイムズ紙への発言で謝罪を強いられるなど不手際もあった。

原題:May to Succeed Cameron as Britain’s Prime Minister on Wednesday(抜粋)
May to Succeed Cameron as U.K. Leader to Deliver on Brexit (2)

(第3段落にテレビ放映されたメイ氏の演説を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE