1992年のソロス氏さながら、カザフ中銀がポンド相場予想し利益と主張

1992年のポンド急落に賭け巨額の利益を得たことで知られるジョージ・ソロス氏さながら、英国民の欧州連合(EU)離脱選択をめぐりカザフスタンの中央銀行がポンド相場を正確に予想し、利益を出したと主張している。

  カザフ中銀のアキシェフ総裁は8日のインタビューで、6月23日に行われた英国民投票の結果を世界中が驚きを持って迎える前に、ポンド下落を見越した取引をしていたと述べた。ソロス氏のスポークスマンは、今回の歴史的な英国民の選択の前に同氏がポンド下落に賭ける取引を行うことはなかったと説明している。

  ほぼ1000億ドル(約10兆円)相当の外貨資産を運用・監督する同総裁によれば、カザフ中銀は英国民投票前に「市場ボラティリティの予想」に基づき1ポンド=1.4350ドルのポンド買い持ちとしていた。

  英国民投票の結果が判明した先月24日にはポンドは8%を超える値下がりとなり、1985年以来の安値となる1.3229ドルを付けたが、結果発表の1日前にカザフ中銀は1.4920ドルでポンドの「買い持ちから完全に抜け出していた」という。

  アキシェフ総裁は中銀がポンドをどれだけ保有しているかについては言及しなかったが、カザフの外貨準備における確定利付証券の10%がポンド建てだ。「外貨準備は多様化する必要があり、ポンドの持ち高を完全に清算することは不可能だ。英国民がEU離脱を選択する前にポンド売りの一連の取引を実施し、利益を得た」と同総裁は語った。

原題:Kazakhstan Beats Soros After Dumping Pounds on Brexit’s Eve (1)(抜粋)

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