英中銀、2009年以来となる利下げか-幅は0.25ポイントとの見方優勢

  • カーニー総裁は「大幅な減速」を警告
  • 14日に金融政策委員会が開催される

イングランド銀行(英中央銀行)が14日開催の金融会合で、2009年以来となる利下げに動くと多くのエコノミストが予想している。英国の欧州連合(EU)離脱選択を受けて混乱した経済を安定させるのが狙いという。

  英中銀のカーニー総裁は刺激策が近く必要になる可能性が高いとの見解を繰り返し表明し、多数のエコノミストによると、金融政策委員会(MPC)は来月に新たな経済予測がまとまる前に措置を講じる見通し。ブルームバーグが調査したエコノミスト53人のうち29人が14日の利下げを予想し、その大半は政策金利が25ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)引き下げられて0.25%になると見込んでいる。

  カーニー総裁は「大幅な景気減速」を警告しており、悪化の兆しが既に表面化し始めている。小売業者の6月の実績は10年で最悪となり、消費者信頼感の指標も21年ぶりの大幅低下となった。ポンドは先週、31年ぶりの安値を付け、一部の不動産ファンドは解約凍結を余儀なくされた。

  英中銀の元職員で現在はバンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチの英国担当チーフエコノミスト、ロブ・ウッド氏は「経済が急激に悪化してきており、利下げの根拠が明確だ」とした上で、「英国が大きなネガティブショックを受けているは誰の目にも明らかだ。それは英中銀が利下げすることを意味する」と述べた。

  ウッド氏は40bpの利下げにより政策金利は0.1%に引き下げられるとみている。40-50bpの大幅引き下げを見込んでいるのは同氏を含めて6人、据え置きは24人だった。金融政策決定はロンドン時間14日正午(日本時間同午後8時)に発表される。

原題:First BOE Interest-Rate Cut Since 2009 May Come Next Week(抜粋)

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