LINE:公開価格3300円、仮条件上限-今年最大のIT企業上場

更新日時
  • 機関投資家などからの需要旺盛、15日に東証1部に上場へ
  • 市場吸収額は約1330億円

日米での上場を計画するLINE(ライン)は11日、新規株式公開(IPO)時の価格を3300円にすると発表した。時価総額は約6930億円となる。

  仮条件は2900-3300円としていたが、機関投資家などからの需要が旺盛で、需要株式数が公開株式数を十分に上回り、価格分布も上限に集中していたため、上限の3300円に決定したという。公募と需要に応じたオーバーアロットメントによる売り出しを含めた市場吸収額は約1330億円となる。

ライン 出澤剛社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  東京証券取引所第1部に7月15日、ニューヨーク証券取引所には同月14日に上場する。IT企業としては今年、世界最大規模の上場となる。調達した資金は海外展開など成長戦略投資に充てる。ラインは韓国のポータルサイト運営会社、ネイバーの子会社で、2000年にゲーム会社として設立された。

  LINEは、英国の欧州連合(EU)離脱支持の国民投票を受けて市場が不安定化したことを受け、先月27日に予定していた仮条件の発表を1日延期した。ただ機関投資家からの需要は想定よりも強く、当初の仮条件を引き上げた。

  6月10日の発表資料によると、15年12月期の売上高は前の期比40%増の1206億7000万円となったが、純損益は75億8200万円の赤字と、前の期の黒字から赤字に転落した。売上高のうちゲームなどコンテンツ事業が41%と最も大きく、スタンプなどのコミュニケーション事業が24%、広告は30%を占めた。

(詳細を第2段落に追加します.)
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