欧州株(8日):続伸、イタリア銀行株急騰で週間の下げ幅縮小

8日の欧州株式相場は続伸。好内容だった米雇用統計を受け、上値を伸ばした。イタリアの主要株式指標であるFTSE MIB指数は4月以来の大幅上昇を果たした。

  幅広く買いが入り、欧州株の指標であるストックス欧州600指数は前日比1.6%高の327.35で取引終了。週間の下落率を1.5%に縮めた。米国で発表された6月の非農業部門雇用者数の伸びは昨年10月以来の大きさで、ブルームバーグがまとめた調査の最も高い予想をも上回った。

  MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「米雇用統計の発表直後から株価の上昇トレンドが認められた」としつつ、「数字で売り買いする短期資金が多かった。この統計の消化にはもう少し時間がかかるだろう」との見方を示した。

  この日は銀行株と自動車株が6月20日以降で最大の上げを記録。イタリアFTSE MIB指数は銀行株主導で4.1%高となった。中国の自動車販売が今年上半期で伸びたことを受け、フィアット・クライスラー・オートモービルズ、ルノーはともに5.7%を超える上昇。エネルギー株も朝方の下げから切り返し、上昇に転じた。  

  イタリアの銀行株では、独自のストレステストで逆境に対する「底堅さ」が示されたと発表したバンコ・ポポラーレが18%高。ポポラーレ・デレミリア・ロマーニャは最高経営責任者(CEO)がストレステストは「うまく行きそうだ」と述べたのを好感し、16%高と急伸した。モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナも一時は過去最安値に沈んだものの、5.5%高で引けた。不良債権問題の速やかな解決に向け当局と「集中的に」作業しているとCEOが述べ、材料視された。

原題:Europe Stocks Rise, Trimming Weekly Loss as Italian Banks Surge(抜粋)

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