6月の米雇用者数は28.7万人増、8カ月ぶり大幅な伸び-失業率は上昇

米国では雇用者の伸びが6月に加速し、昨年10月以来の大幅な増加となった。 

  米労働省が8日発表した雇用統計によると、6月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比28万7000人増加した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万人増だった。前月は速報値3万8000人増から、1万1000人増に下方修正された。

  家計調査に基づく6月の失業率は4.9%に上昇(前月4.7%)。労働力人口に復帰した人が増えたことが背景にある。

  ヒュー・ジョンソン・アドバイザーズのヒュー・ジョンソン会長は「これは誰もがすべきことだと思うが、ここ3カ月の数字をならしてみると、雇用環境は改善しつつあるといえる。だが、改善のペースがある程度減速していることに疑いの余地はない」と指摘。その上で、「完全雇用といえる水準に達した状況では当然予想されることだ」と述べた。

  ベライゾン・コミュニケーションズの従業員3万5100人がストライキから職場に復帰したことも、6月に大幅増加した一因となった。

  労働参加率は62.7%と、前月の62.6%からやや上昇した。

  経済悪化でパートタイム就労を余儀なくされている労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は9.6%と、前月の9.7%から低下し、08年4月以来の低水準。

  平均時給は前月比0.1%増。前年比では2.6%増加し、伸びは市場予想の中央値(2.7%増)を下回った。

  週平均労働時間は34.4時間で、前月から変わらず。

  雇用者数を業種別にみると製造業は1万4000人増、建設は横ばいだった。

  サービス部門では小売りが3万人近く増加、ヘルスケアは5万8400人増えた。娯楽・ホスピタリティは5万9000人増となった。政府部門の雇用者は2万2000人増と、ほぼ1年ぶりの大幅な伸び。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Payrolls in U.S. Rose 287,000 in June, Most in Eight Months (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE