5月経常収支は23カ月連続黒字、原油高ひと段落-円高で先行き縮小も

モノやサービスを含む海外との総合的な取引を示す経常収支は、5月速報で23カ月連続の黒字となった。原油価格の下落に伴う輸入減が輸出の減少幅を上回り、貿易収支が4カ月連続で黒字になり経常黒字が拡大した。

  財務省が8日発表した国際収支統計によると、経常収支は1兆8091億円の黒字。前年同月比で2.4%減り、ブルームバーグの調査による予想中央値(1兆7512億円の黒字)を上回った。輸出額は11.9%減、輸入額は13.4%減で、貿易収支は399億円の黒字となった。海外配当金や債券利子などの第一次所得収支は5.3%減の1兆8982億円だった。

  第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミストは1日付のリポートで先行きについて「原油価格が一時期に比べて上昇していることや円高の進行により、経常黒字は縮小に向かう可能性がある」との見方を示していた。
  

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE