米国株:下落、原油安でエネルギー株に売り-雇用統計に注目

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7日の米国株は下落。ニューヨーク原油先物が値下がりし、エネルギー銘柄が売られた。今週の雇用統計発表を控えて、投資家は引き続き慎重に動向を見極めようとしている。世界成長の先行きが不透明な中で、米労働市場が勢いを持続できるかどうか注目される。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は先週の在庫減少が予想より小幅だったことから、下げに転じた。石油のシェブロンは1.5%下落した。電気通信サービスや公益事業株も安い。

  S&P500種株価指数は0.1%下げて2097.90。ダウ工業株30種平均は22.74ドル(0.1%)安の17895.88ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇した。インテルやアップル、コストコ・ホールセールが上昇した。

ニューヨーク証取のトレーダー

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  スタイフェル・ニコラスの市場ストラテジスト兼ポートフォリオマネジャー、ケビン・キャロン氏は「市場は変動しやすいが、これは英国の欧州連合(EU)離脱選択による影響が尾を引いているもので、市場参加者は新たな均衡点を探ろうとしている。まだ均衡点は見つかっていない」と述べ、「株式相場は割安ではなく、債券相場も当然、割安ではない。世界的に見ると景気は低迷している」と続けた。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想によれば、6月は18万人の雇用増が見込まれている。給与明細書作成代行会社ADPリサーチ・インスティテュートの発表によると、6月の米民間部門の雇用者数は17万2000人増加した。米週間新規失業保険申請件数は前週比で減少し、4月半ば以来の低水準となった。

  トレーダーの予想によれば、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される可能性はほぼゼロとなっている。1カ月前は55%だった。

  S&P500種セクター別10指数は5指数が下落。公益事業は1.8%下げた。電気通信サービスは1.6%安。エネルギーは1.1%安。

  ヘルスケア関連株も安い。医療保険会社ヒューマナは9.6%安。同業者のエトナは米司法省の上級幹部と会合する準備を進めていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は370億ドルで同業ヒューマナを買収する計画をめぐり、反トラスト(独占禁止法)当局の承認獲得を目指している。

  一方、半導体銘柄は上昇。マイクロン・テクノロジーは4.1%高、スカイワークス・ソリューションズは2.9%値上がりした。 

原題:U.S. Stocks Slip With Oil While Investors Look Toward Jobs Data(抜粋)

(第2段落を加え、第5段落以降を追加します.)
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