ドイツ銀:英EU離脱決定で業界のパイ縮小-地の利生かしシェア拡大も

  • 英国のEU離脱決定は投資銀業界の手数料収入を減少させるだろう
  • ドイツ銀は「手数料パイ」でのシェア拡大を期待

英国の欧州連合(EU)離脱決定は投資銀行業務を含め金融業界の収入を減少させるだろうとドイツ銀行が指摘した。経済への影響を懸念して企業が買収や株式発行・売却を控える公算が大きいためだ。

  欧州・中東・アフリカ(EMEA)の法人・投資銀行責任者、アラスデア・ウォーレン氏は、6月23日の英国民投票結果によって「外部環境は誰にとっても悪化した。金融サービス業界で得をする者は誰もいない。結果は手数料のパイの縮小だ」と語った。

  英国の離脱選択に伴う景気不透明と為替相場変動が証券発行や買収・合併合意を妨げるとの見方からアナリストらは米国でも欧州でも大手投資銀行の利益予想を下方修正している。コスト削減、資本強化、債券トレーディング業務への依存低下を目指しているドイツ銀や他の欧州銀にとって逆風になる。

  ウォーレン氏は「明るい状況ではない。しかし、われわれは良い位置におり、手数料パイでの当行のシェアは恐らく上がるだろう」と言う。

  ドイツ銀の本拠はフランクフルト。英国外に複数の拠点を持ち、人員の配置やインフラ、資本、欧州市場へのアクセスなどでEU外の銀行のような問題はないと同氏は指摘。欧州の投資銀行業界での地位回復と向上の取り組みは混乱によって妨げられることはないとし、「危機はしばしば、顧客との最強の関係を築く好機だ」と語った。

  

原題:Deutsche Bank Sees Brexit Hit Amid Investment Bank Rebuild(抜粋)

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