タルーロFRB理事:英国のEU離脱、影響の大きさ判断は困難

米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は、世界の金融システムは英国民投票での欧州連合(EU)離脱選択に伴う当初の衝撃を乗り切ったものの、今後広がる不確実性がゆくゆく、どの程度成長の足かせになるかは分からないとの認識を示した。

  理事は6日、ワシントンでの米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)主催の朝食会で「特に英国とユーロ圏で投資をやや抑制する影響があるだろう。家計の行動も抑えられるかもしれない」とし、「英国のEU離脱の影響の大きさを本当に分かっている人は誰もおらず、離脱が完了したと言える瞬間が訪れるとは思えない」と続けた。

  タルーロ理事は、米金融当局は英国のEU離脱決定後の展開を注意深く見守るとした上で、投資家による安全を求める動きはこれまで予想通りの形で起きていると述べた。

  理事は「これは展開の最初の1章に過ぎず、今後もマクロ経済の動向を注視していく」とし、「英国のEU離脱の影響が経済に浸透するにつれ、他の多くの情勢にも影響が及ぶことになる」と続けた。

原題:Fed’s Tarullo Says It’s Hard to Judge Scale of Brexit Fallout(抜粋)

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