中国中銀:通貨先物取り扱うオフショア銀行にも預金準備率を適用へ

中国当局は、人民元預金の積み増しを義務づける措置を先物取引を行う外国銀行にも適用する方針を示した。通貨変動を見込んだ先物取引のコスト押し上げを目指す。

  中国外国為替取引システム(CFETS)のウェブサイトに掲載された発表資料によれば、中国人民銀行(中央銀行)は、通貨先物取引を行うオフショア金融機関に対し8月15日から20%の預金準備率を適用する。オンショア市場で決済する際に預金し、金利ゼロで1年預ける必要がある。

  コメルツ銀行のエコノミスト、周浩氏(シンガポール在勤)はリポートで「このような課税は市場の期待を変えない。そのため、資本流出を妨げる効果は限定的となるだろう」とし、「この日の発表は中国中銀が元の為替レート見通しを変更する時期とみていることを示唆するものだ」と分析した。

  人民銀は昨年10月に元下支えの一環として、国内銀行に対して同様の措置を講じた。英国の欧州連合(EU)離脱が、低迷する国内景気へのストレスならびに資本流出のリスクを高める中、元に対する下押し圧力が強まっている。

  オンショア人民元は5営業日続落し、上海時間午後7時18分(日本時間同8時18分)現在、前日比0.11%安の1ドル=6.6892元。 オフショア人民元は0.16%下げ6.6993元。13通貨のバスケットに対する人民元の動きを示す「CFETS人民元指数」を基に作成したブルームバーグのレプリカは0.07%下げて94.42。

原題:China Extends Yuan Forwards Deposit Rule to Foreign Institutions(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE