きょうの国内市況(7月6日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、円高加速と英金融リスク-輸出や金融主導、一時500円安

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  東京株式相場は続落。為替の円高加速や英国金融市場の混乱が嫌気され、自動車など輸出株、銀行や証券、その他金融など金融株、不動産株中心に下げた。ニッケルなど商品市況の急落を受け、非鉄金属株も安い。

  TOPIXの終値は前日比22.44ポイント(1.8%)安の1234.20、日経平均株価は290円34銭(1.9%)安の1万5378円99銭。日経平均は一時、500円以上急落する場面があった。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、「リバウンドが一巡し、冷静に成り行きをみようとの動きになっている」と指摘。政府の財政出動策などで具体的な動きが出ておらず、買い材料に乏しい中、「米雇用統計前に円がここまで強いと動きづらい。株価の底打ちが確認できていない恐さが残る」と話した。

  東証1部33業種はその他金融、ゴム製品、証券・商品先物取引、鉄鋼、不動産、非鉄、銀行、輸送用機器、空運、保険など29業種が下落。水産・農林、パルプ・紙、食料品、陸運の4業種は上昇。東証1部の売買高は22億1678万株、売買代金は2兆2305億円、代金は4営業日ぶりに2兆円を上回った。値上がり銘柄数は310、値下がりは1588。

  売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループ、マツダ、ホンダ、三井不動産、ブリヂストン、村田製作所、オリックス、第一生命保険、TDKが安い半面、ブイ・テクノロジーやNTT、NTTドコモは上げ、SMBC日興証券が目標株価を上げたキユーピーは急伸。

●20年債が初のマイナス金利、リスク回避の買い-今後のオペ対応注目も

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  債券相場は上昇。新発20年債利回りが初めてマイナス金利を付け、10年物や30年物の利回りは過去最低水準を更新した。英国の欧州連合(EU)離脱を背景とした金融市場の混乱や世界的な景気懸念でリスク回避の動きが強まった。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果も買い手掛かりとなった。今後の日銀オペの対応にも注目が集まっており、取引終了にかけて上昇幅を縮小した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.265%と過去最低を更新して開始し、マイナス0.285%まで下げた。その後は売られてマイナス0.27%で推移した。新発20年物の157回債利回りは一時3.5bp低いマイナス0.005%を付けた後、0.025%に戻した。新発30年物の51回債利回りは4bp低い0.015%と最低水準を付けた後、一時0.055%まで売られる場面があった。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「イタリアの銀行の経営不安や英国の不動産市場への懸念から海外金利が低下したリスクオフの流れが続いた。30年債の利回りもゼロに近づき、相場の上値がどれぐらいあるのか不透明だ。債券は買いづらいが、売りづらい」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比16銭高の153円47銭で取引を開始し、午前は徐々に水準を切り上げた。日銀の買い入れオペの結果が発表された午後は、これまでの最高値153円56銭を上回る153円60銭台に乗せて始まり、一時153円64銭まで上昇した。午後2時半ごろから売りが優勢になって153円37銭まで上げ幅を縮小。結局は17銭高の153円48銭で終了した。

  日銀が実施した今月3回目となる長期国債の買い入れオペの結果によると、残存期間5年超10年以下の応札倍率が1.71倍と2013年5月24日以来の低水準となった。3年超5年以下も1.83倍と前回のオペから低下した。一方、1年超3年以下と物価連動債は上昇した。

●円全面高、リスク回避で対ドル一時100円台-ポンド31年ぶり安値更新

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  東京外国為替市場では円が全面高。英国の不動産ファンド取引停止をきっかけにリスク回避の動きが再燃したことが背景で、ドル・円相場は一時8営業日ぶりに1ドル=100円台に下落した。ポンドは1ポンド=1.30ドル台を割り込み、約31年ぶりの安値を更新した。

  午後3時45分現在のドル・円相場は100円13銭前後。一時は前日のニューヨーク市場午後遅くの水準(101円74銭)から1円以上円高の100円58銭と、英国民投票での欧州連合(EU)離脱派勝利を受けて円が急騰した6月24日以来のドル安・円高水準を付けた。

  バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ外国為替本部の岩崎拓也営業本部長は、ドル・円はリスクオフで下げているが、ある意味想定通りでむしろ先週後半のリバウンドの方が「何を期待していたのかという感じで意外感があった」と指摘。世界的な成長減速懸念がある中で、イタリアの銀行問題などが出始めており、「これから先への警戒感は続くことになる」と語った。

  ポンドは対ドルで1ポンド=1.2923ドル前後で、一時は前日比1.7%安の1.2798ドルまで下落。また、ポンド・円は1ポンド=132円台から大台を次々と割り込み、一時2012年11月以来となる128円台後半までポンド安・円高が進んだ。同時刻現在は130円68銭前後。

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