米バンガード、新資金流入額で記録更新-パッシブ運用ファンド人気で

  • 2016年1-6月期に1480億ドルが流入
  • パッシブ運用に向かう「大規模なシフト」をブラックロックは予想

米投資信託会社バンガード・グループに新たな記録が生まれた。

  低コストの投資商品の提供で世界最大の投信運用会社に成長したバンガードは、2016年1-6月期に1480億ドル(約15兆円)の顧客資金を新たに集め、昨年前半の1400億ドルの記録を塗り替えた。広報担当者が5日に電子メールで明らかにした。6月だけでも約300億ドルが同社の投信などに流入した。

  アクティブ運用のファンドマネジャーが市場に勝つ能力に対する投資家の信頼が失われるているのを受けて、指数連動型の低コストファンドの人気が高まっており、バンガードには追い風となっている。バンガードは投資100ドル当たり最低1セントに手数料を減らしており、ビル・マクナブ最高経営責任者(CEO)は一層の手数料削減の用意があると述べている。

  シカゴに本拠を置く調査会社モーニングスターのファンドリサーチ・ディレクター、ラッセル・キンネル氏はバンガードのコスト面での優位性について、低コストのファンドを探す場合に同社ファンドがパッシブ運用でおのずと選ばれることを意味していると述べた。

  同業のブラックロックのローレンス・フィンクCEOは先月、投資アドバイザーに顧客利益を優先することを義務付ける新規制を受け、指数連動型のパッシブ運用に向かう「大規模なシフト」が起きると予想している。

原題:Vanguard Attracts Record New Money as Investors Flock to Passive(抜粋)

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