【個別銘柄】アップル関連下落、アドヴァン大幅安、ハニーズは急伸

更新日時

6日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  米アップル関連:太陽誘電(6976)は前日比7.9%安の800円、アルプス電気(6770)は5%安の1749円、TDK(6762)は4.9%安の5260円など。英国民投票後の景気減速や為替変動はアップル製品の需要鈍化の一因になっている、とシティグループ・グローバル・マーケッツのアナリストであるジム・スーバ氏が指摘した。また、みずほ証券は太陽誘電について、スマートフォンのピークアウトと円高で業績苦戦を予想し、2017年3月期以降の営業利益予想を減額。目標株価は950円から750円に下げた。  

  アドヴァン(7463):17%安の963円。5日に4-6月期純損益が2億5100万円の赤字に転落したと発表した。前年同期は9億6800万円の黒字。増収だったが、テレビCMなど広告宣伝費が増加したほか、急激な円高進行の影響で36カ月を超える為替予約についてデリバティブ評価損約15億円を計上したことが響いた。

  日本化薬(4272):6.9%安の939円。自社で開発を進める抗がん薬「NK105」の転移・再発乳がんを対象とした第3相臨床試験で、主要評価項目が目標を達成できなかったと5日に発表。クレディ・スイス証券は今回の臨床試験結果とバイオシミラー(バイオ後続品)売り上げ拡大の確認が当面の株価カタリストと考えているため、株価にネガティブと指摘した。

  トランザクション(7818):150円(15%)高の1122円でストップ高。6日に発表した15年9月-16年5月期営業利益は前年同期比59%増の8億300万円だった。エコバッグなどの主力製品販売や新規事業の電子たばこが好調で、16年8月期計画の8億5000万円に対する進ちょく率は94%に達した。

  KLab(3656):8.5%高の753円。岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは、スマホゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」がアップストアのiPhone(アイフォーン)向けセールスランキングで1位となったことが好感されたと言及。為替影響がほとんどなく好業績が期待できる銘柄として個人投資家などの資金を集めているとも指摘した。

  ハニーズ(2792):17%高の1345円。16年5月期営業利益は前の期比30%増の28億2100万円だったと5日発表。国内販売が厳しく減収だったが、仕入れコスト上昇に対応するため生産国のASEANシフトを進め、売上総利益率が改善した。17年5月期は前期比33%増の37億5000万円を見込む。いちよし経済研究所では、粗利益率が国内事業でASEAN比率引き上げ効果により前下期並みに上昇することや値引きロス削減を見込み、営業利益は会社計画並みの達成が可能と予想した。  

  アシックス(7936):6.5%安の1611円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は5日付で投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に下げ、目標株価は2900円から1820円に見直した。円高の進行や米国での在庫調整の遅れ、秋冬シーズンの受注の伸び悩みを反映し業績予想を下方修正、業績底打ちは17年12月期に遅れると分析。今期営業利益は前期比16%減の230億円とする会社計画に対し222億円とし、来期は280億円とみる。

  マツダ(7261):6.1%安の1252円。みずほ証券は為替の想定を1豪ドル=80円から75円、1ポンド=155円から135円と円高方向に変更し、今期営業利益予想を前期比33%減の1510億円に下方修正。目標株価は2000円から1800円に引き下げた。

  キユーピー(2809):12%高の3485円。SMBC日興証券は会社の保守的なガイダンスと裏腹に国内の収益性は着実に改善、これまでの投資が実って海外も国内も利益成長するステージだと指摘。今期営業利益予想を295億円から304億円に増額、目標株価は3770円から3970円に引き上げた。

  カーエレクトロニクス関連:アルパイン(6816)は6.2%安の954円、クラリオン(6796)は5.1%安の225円、パイオニア(6773)は4.4%安の172円、JVCケンウッド(6632)は5.1%安の206円。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券では今期第2四半期以降の為替前提を1ドル=105円から100円、1ユーロ=120円から110円と円高方向に見直し、4社の業績予想を引き下げた。目標株価はアルパインを1230円から1190円、クラリオンは340円から240円、パイオニアは190円から170円に変更、JVCケンウッドは230円を維持した。

  マルカキカイ(7594):8.4%安の1042円。16年11月期営業利益予想を24億6000万円から前期比21%減の18億4000万円に下方修正すると5日に発表した。年初来の急激な円高やタイ・インドネシア・中国での苦戦が背景。いちよし経済研究所は6日付で投資判断を「A(買い)」から「B(中立)」、フェアバリューを1900円から1100円に変更した。

  エスプール(2471):150円(17%)高の1024円でストップ高。5日に発表した15年12月-16年5月期の営業利益は前年同期比8倍の2億4700万円だった。人材派遣や紹介など主力の人材ソリューション事業の売り上げが3割拡大、スマートメーター設置業務やセールスサポート業務などを行うビジネスソリューション事業も伸びた。

  鳥貴族(3193):4.9%高の2105円。6月の既存店売上高は前年同月比10.4%増と昨年10月以来の高い伸びだった。

  住友不動産(8830):5.5%安の2606円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は5日付で投資判断を「中立」から「アンダーウエート」、目標株価は3400円から2500円に変更した。欧州混乱を受けた円高、クレジット市場の悪化リスクを反映し、目標株価算出の修正株価純資産価値倍率(NAV/S)を1.0倍から0.74倍に引き下げた。

  

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE