中国のデイトレーダーが銀市場動かす-2日間の上昇率、5年で最大

  • 建玉が減少する一方、個人投資家の投資で取引高は増加:サクソ
  • 銀市場の動向は先の中国商品市場高騰に似ている

中国のデイトレーダーが銀市場を動かしている。

  銀価格はアジアでの取引時間中に2年ぶりの高値を付け、4日には2営業日としては過去5年で最大の上昇率を示した。ここ数日、中国の銀先物の建玉(未決済残高)が減少する一方、取引高は増加している。サクソ銀行は、これは価格上昇の大部分がデイトレーダーの投資によるものであることを示す明確なサインだと指摘する。

  サクソ銀行のアナリスト、オーレ・ハンセン氏は5日の電子メールで、人民元の下落と「力強いモメンタム(勢い)が、次なる大きな投資先として中国のデイトレーダーを銀に引き付けている」と説明。「それが市場の全体的な方向性を決定付ける可能性は低いものの、こうした取引への関心の高さが持続する間は、われわれは特にアジアでの取引時間中のボラティリティ(変動性)の上昇に慣れるべきだ」と述べた。

  銀価格が今年に入り43%値上がりしているのはヘッジファンドによる投資が一因である一方、最近の上昇は先の中国の投機に伴う商品価格高騰に似ている、とハンセン氏は指摘する。中国では個人投資家が鉄鉱石や鉄筋の価格を押し上げた後、規制当局による取り締まりで価格は再び下落した。銀はより世界的に取引される商品であるため、同様の下落は恐らく起きないだろうと同氏は述べた。

  上海先物取引所の銀先物の建玉は6月29日以降13%減少。一方、取引高は増加し、7月5日に昨年8月以来の高水準に達した。

原題:Chinese Day Traders Are Behind Silver Frenzy Moving Prices(抜粋)

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