ブラジル株:ボベスパ指数が反落-リスク資産回避の動き強まる

  • 商品関連銘柄の下落が指数の下げに大きく響いた
  • 外需の弱さがブラジル経済の回復を脅かすとの懸念が強まる

5日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は反落し、世界の主要株式市場の中で最も大きく下落した。欧州連合(EU)からの離脱を選択した英国民投票を受けて世界の経済成長が低迷するとの懸念から、リスクの高い資産を敬遠する動きが強まった。

  ボベスパ指数を構成する銘柄の中で下落率が大きかった10銘柄のうち7銘柄は商品関連株。鉄鉱石生産のヴァーレは6営業日ぶりに下落。鉄鋼メーカーのナシオナル製鉄(コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル、CSN)は指数構成銘柄の中で最大の下げ。ブラジル石油公社(ペトロブラス)の下落が同指数の下げに最も大きく影響した。原油在庫が引き続き高水準にあるのが示唆されたことや、世界経済の低調な見通しから原油価格が反落したことが嫌気された。

  ボベスパ指数は前日比1.4%安の51842.27で取引を終了。指数を構成する59銘柄のうち42銘柄が下落した。同指数はドルベースで世界の主要株価指数の中で最大の値下がりとなった。通貨レアルは1%安。ヴァーレは4.5%、ペトロブラスは5.9%、CSNは7.4%それぞれ値下がりした。同指数は前日まで5営業日続伸していたが、弱い外需によってこの100年で最悪のリセッション(景気後退)に陥っているブラジル経済の回復が脅かされるとの懸念から、5日に勢いを失った。

  資産運用会社FNキャピタルのエコノミスト、パウロ・フィゲイレド氏は「投資家は不確実性という海の中を漂っている。世界がどこに向かおうとしているのか分からないし、ブラジル経済が回復できるのかもはっきりしない。慎重というのが最善のアプローチだ」と語った。  

原題:Brazil’s Stocks Lead Global Rout as Investors Flee Risky Assets(抜粋)

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