ユーロ圏経済活動は6月も拡大ペースが低迷-英EU離脱懸念で

欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国 民投票を前にした6月のユーロ圏では、民間部門の拡大ペースが精彩を 欠いた。

マークイット・エコノミクスが5日発表したユーロ圏の製造業とサ ービス業を合わせた6月の総合購買担当者指数(PMI)改定値は53.1 と、5月から変わらずとなった。速報値は52.8だった。調査回答のほと んどは6月23日の英国民投票前に寄せられた。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏に よると、PMI調査は4-6月(第2四半期)の域内総生産(GDP) 成長率が0.3%と、1-3月の半分のペースに鈍化したことを示唆。域 内の景気回復が脆弱(ぜいじゃく)な中で、この失速ぶりは英国のEU 離脱選択が及ぼす影響に身構える当局者の懸念になる公算が大きい。

ウィリアムソン氏は「製造業の伸びは加速したものの、サービス業 の鈍化がこれを打ち消し、全体的な拡大ペースは変わらずとなった」と し、「上向く兆候がないことが当局者を懸念させるだろう。英EU離脱 選択で今後数カ月に拡大ペースは低下しそうだ」と分析した。

マークイットによれば、6月のサービス業PMI改定値は52.8と、 5月の53.3を下回った。速報値は52.4だった。1日発表された製造業 PMI改定値は52.8で、5月の51.5から上昇した。

原題:Euro-Area Economy Lacking Momentum Adds to Brexit Concerns (抜粋)

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