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イタリアの銀行債が下落、パスキ資本注入観測でベイルインの懸念

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5日の債券市場でイタリアの銀行債が値下がり。政府がモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行への資本注入の承認を求め、欧州連合(EU)当局と交渉しているとの関係者発言が伝えられ、劣後債保有者が損失負担を迫られるベイルインの懸念が生じた。

  銀行への公的支援をめぐるEU規則の適用免除について、EU加盟国から全会一致の支持が得られない限り、公的資金注入は株主と劣後債保有者も損失を負担することが前提になる。

  バイエルン州立銀行の調査責任者アレクサンダー・プレンク氏は「イタリアが政府資金を使った資本注入を望むなら、社債投資家にとっての最初の疑問はベイルイン規則が適用されるかどうかだ」と述べた。

  ブルームバーグのデータによれば、3億7900万ユーロ(約430億円)の2020年9月償還のモンテ・パスキの劣後債は0.09ユーロ下げ、額面1ユーロに対し0.76ユーロと2月以来の安値を付けた。

  イタリアの2大銀行、ウニクレディトとインテーザ・サンパオロの高リスク債「その他Tier1債」(AT1債)」も下げた。

  イタリア政府はストレステスト結果公表前に資本強化の計画を練っている。欧州中央銀行(ECB)と欧州銀行監督機構(EBA)による今年のストレステスト結果公表は29日。

原題:Italian Bank Bonds Drop as Capital Needs Fuel Bail-In Concerns(抜粋)

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