イタリア政府、モンテ・パスキ銀に資本注入を検討-関係者

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  • モンテ・パスキ株は19%安
  • 当局協議で3回目の救済も

イタリア政府は国内3位の銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナへの資本注入を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べたところによると、イタリアは欧州連合(EU)当局によるストレステスト(健全性審査)で資本不足が見つかった銀行への政府支援を一時的に認めるEUの規則の適用を目指す。承認を求めてEU当局との交渉が続いているという。

  イタリアが公的資金を使って銀行を救済すれば、今年から完全施行された債券保有者と株主にも負担を強いる規則がどのように適用されるかの試金石になる。英国のEU離脱選択を受けて銀行株が売られイタリアの銀行危機も深まった。

  モンテ・パスキとイタリア政府はコメントを控えた。
 
  EU欧州委員会の当局者はイタリア当局と連絡を取り続けており解決策について多数の選択肢があると述べた。欧州委は先週、イタリア政府が年末まで、経営難の銀行に最高1500億ユーロ(約16兆9000億円)の流動性の保証を提供することを承認した。 

  モンテ・パスキについて政府の計画には、政府が引き受ける転換社債の発行と銀行支援のための基金アトランテを通じた少なくとも30億ユーロ(約3400億円)の資本注入が含まれると、イタリア紙スタンパが報じていた。

  ソシエテ・ジェネラルのクレジットアナリスト、ポール・フェナーレイタオ氏は、投 資家の負担を強いる「ベイルインなしの資本注入が可能だろうか。ベイルインになるならどの社債の保有者がどの程度の負担を強いられるのか、他の銀行にとっての意味合いはどうなのか」と話した。

原題:Italy Said to Consider Capital Injection Into Monte Paschi (3)(抜粋)

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