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アビバも不動産ファンドを凍結-英EU離脱選択で償還請求

更新日時
  • アビバは18億ポンド相当のファンドの取引を停止、流動性が不足
  • スタンダード・ライフは4日にファンド凍結

英アビバ・インベスターズは5日、18億ポンド(約2400億円)規模の不動産投資ファンドの取引を停止した。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて投資家からの償還請求が増え、スタンダード・ライフ・インベストメンツも4日に不動産ファンドを凍結している。

  アビバは「直ちには流動性が確保できない」ことからアビバ・インベスターズ・プロパティ・トラストを凍結すると5日発表した。「当社の投資家全員の利益を守るため、ファンドの取引を即刻停止する」と説明した。

  業界コメンテーターらがロンドンのオフィスは英国のEU離脱後3年以内に最大20%値下がりする可能性があると警告し、投資家は資金引き揚げに動いた。2007-08年にかけた金融危機時にも不動産ファンドは償還請求の急増で凍結に追い込まれ不動産相場はピーク時から40%以上下落した。

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不動産ファンドを凍結した英アビバ・インベスターズ

Photographer: Jason Alden/Bloomberg News

  ハーグリーブズ・ランズダウンのシニアアナリスト、ライス・カラフ氏は「英商業用不動産市場でドミノ倒しが始まっている」とし、「償還請求に応じるために商業用不動産を売るのには時間がかかるし、手元資金はこのところの資金引き揚げで枯渇してしまった」と話した。

  ランド・セキュリティーズ・グループを中心に不動産株が売られたほか、アバディーン・アセット・マネジメントなど運用会社も下落。同社やスタンダード・ライフは先週、EU離脱選択を受けて不動産ファンドの保有資産の価値を評価替えした。

  アバディーンの広報担当者は不動産ファンドの取引を停止する計画はないと言明した。

原題:Aviva Joins Standard Life in Halting Property Fund on Brexit (1)(抜粋)

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