LMEニッケル:一時8カ月ぶり高値-フィリピンからの供給懸念で

4日のロンドン金属取引所(LME)のニッケル相場は上昇し、8カ月ぶりの高値を付けた。世界有数のニッケル鉱石生産国フィリピンが、環境基準を満たさない鉱山の閉鎖の可能性を警告したことが背景。

  フィリピンのドゥテルテ大統領は、規制をクリアしていない鉱山会社に対し、改善できなければ閉鎖させる方針を表明。一方、ロペス環境天然資源相は1日、同国で操業する鉱山会社のうち、国際基準を満たしているのは3分の1足らずだと指摘した。

  中銀国際(BOCインターナショナル)の商品戦略責任者、シアオ・フー氏(ロンドン在勤)はフィリピンの新政権について、「彼らは環境的な理由で全鉱山会社を再審査することを議論しており、中国のニッケル鉱石調達先に関して市場はやや神経質となっている」と話した。

  LMEのニッケル相場(3カ月物)は一時、前週末比4.4%高の1トン=1万410ドルを付けた後、ロンドン時間午後5時7分(日本時間5日午前1時7分)時点は1万110ドルで取引された。1日には5.6%高と、2月以来の上昇となった。

  LMEの他の工業用金属相場はまちまち。銅は0.4%安。前週は4.5%高で週を終えていた。

原題:Nickel Rises to Eight-Month High After Top Producer Warns Miners(抜粋)

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