欧州株:5日ぶり下落、イタリア銀行株が売り浴びる-鉱業株は上昇

4日の欧州株式相場は5営業日ぶりに下落。鉱業株が買われたものの、イタリアの銀行銘柄が売りを浴び、指標のストックス欧州600指数を2月以来の大幅高に押し上げた勢いは失速した。

  ストックス600指数は前週末比0.7%安の329.78で終了。米金融市場が独立記念日の祝日で休場だったこの日の出来高は、30日平均を約30%下回る水準となった。イタリアのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナが14%下げるなど、銀行株は安い。一方、フレスニーヨとランドゴールド・リソーシズなどの鉱業株は買われた。銀と金相場がいずれも2014年以来の高値をうかがう勢いを示していることが好感された。

モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ支店(ミラノ)

Photographer: Alessia Pierdomenico/Bloomberg

  ストックス600指数は英国の国民投票でEU(欧州連合)離脱が選ばれた直後の2日間で急落したが、その後の4営業日で7.6%反発し、下げ幅を半分以下に縮めた。

  MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「先週に大幅上昇したことや米休場で欧州株は一息ついている」とし、「金融銘柄や周辺国の株式から産金会社などの安全な資産に資金を移す動きが続いている。イタリアの銀行株は引き続き売られている。政府支援にもかかわらず、相変わらず資本不足だとの意見が多いためだ」と語った。

  イタリアのFTSE・MIB指数は1.7%安と、西欧市場の主要株価指数の中で最もきつい値下がりを記録。欧州中央銀行(ECB)がモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナに対し不良債権の対処策をまとめるよう求めたことが売りを誘った。ストックス600指数の業種別指数の中では自動車株と不動産関連銘柄の下げが大きかった。

原題:Italy Banks Drag Europe Stocks Down for First Time in Five Days(抜粋)

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