欧州債:周辺国債、最近の上昇基調に一服感-米休場で薄商い

4日の欧州債市場では、ユーロ参加国の高利回り国債に一服感が出た。先週は1週間にわたる価格上昇でイタリア10年債利回りは約1年ぶりの低水準、スペイン国債の利回りは過去最低に達していた。

  米金融市場が独立記念日の祝日で薄商いの中、前週末まで5日続伸していたスペイン10年債は横ばい。同年限のイタリア国債は英国の欧州連合(EU)離脱選択が明らかになって以降で初めて値下がりした。

  スペインの長期国債は週間ベースで2012年以降最高の上昇幅を記録したばかりだった。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)の条件を緩和する場合、最も恩恵を受けるとの観測が高まったためだ。2年物と10年物の利回りは前週末の1日にいずれも過去最低を付けた。ラホイ暫定首相が総選挙で自らの立場を強めたことも追い風となった。

  DZバンク(フランクフルト)の主席市場ストラテジスト、ダニエル・レンツ氏は「混乱を経て、市場に新たな均衡が生まれている様子だ」とし、「全体的に現時点で利益確定の動きが見受けられる。ECBをめぐる観測に基づいた周辺国債の勢いはなくなった」と語った。

  ロンドン時間午後4時45分現在、イタリア10年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.24%。1日には一時1.15%と、2015年3月以来の低水準を付けた。同国債(表面利率1.6%、2026年6月償還)価格はこの日、0.135下げ103.34。

  スペイン10年債利回りはほぼ変わらずの1.15%。1日には過去最低となる1.047%まで下げる場面があった。

原題:Europe’s Higher-Yielding Government Bonds Halt Last Week’s Rally(抜粋)

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