ロシア富豪プロホロフ氏の投資会社、ルサール保有株放出を検討-関係者

ロシア人富豪ミハイル・プロホロフ氏の投資会社オネクシムは、同国最大のアルミ生産会社UCルサールの保有株売却を検討している。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  協議が非公開であることを理由に匿名で発言した同関係者によると、オネクシムは過去3カ月の間に17%株の売却についてルサール株主でロシアの富豪ビクトル・ベクセリベルク氏率いるスアル・グループや、スイスの資源会社グレンコアに非公式に打診した。だが、株式の価値をめぐる見解の相違から公式協議を開くまでには至っていない。香港市場に上場されているルサールの時価総額は約49億ドル(約5030億円)。

  ルサールとスアル、グレンコアはいずれもコメントを控えた。

  オネクシムはルサールなど資源会社の株式だけでなく、ロシアの投資銀行であるルネッサンス・キャピタルやメディア企業RBCの株式も傘下に抱える。プロホロフ氏は総資産100億ドルでロシア7位の富豪とされ、米プロバスケットボールのブルックリン・ネッツ、その本拠地であるバークレイズ・センターも所有する。

  だが、RBCがプーチン大統領の娘と義理の息子に関する記事を掲載した後、同社の編集幹部数人が5月に辞任。ロシア紙ベドモスチは4日、オネクシムが同国資産の全てを売却することを計画していると報じた。

  これに対しオネクシムは発表資料で、一部資産の売却について長年にわたり話し合いを持ってきたが、ロシアからの撤退を目指していると断言するのは間違いだと指摘、同国で投資を継続し、金融資産の伸長に注力していくと付け加えた。

原題:Russian Billionaire Prokhorov Said to Weigh Sale of Rusal Stake(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE