ファラージュ英独立党党首が辞任、3人目の戦線離脱に無責任の声

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  • キャメロン首相、ジョンソン前ロンドン市長に続き戦線離脱
  • EU離脱の交渉は「タカのように」見守る

英国独立党(UKIP)のファラージュ党首が4日、辞任した。国民投票で欧州連合(EU)離脱を勝ち取ったことが自身の政治家としての頂点だと説明した。

  国民投票後に辞意表明したキャメロン首相に続く党首の辞任となる。離脱キャンペーンを率いたジョンソン前ロンドン市長も保守党党首選に不出馬を表明し、政治の表舞台から遠ざかった。

  ファラージュ党首はロンドンで記者会見し「私の役目は果たし終えた、これ以上のことはできないと感じている」と述べた。「今は党首の座を退くのが妥当だ。国民投票のキャンペーン中は英国を取り戻したいと言ってきたが、今は自分の生活を取り戻したい。今すぐにだ」と語った。

  国民投票での離脱選択は1990年代初期にUKIP創立に携わったファラージュ党首にとって個人的な勝利だった。キャメロン首相は同党を酷評していたが、自らも総選挙勝利のためにEU批判を展開することが増え、結局は公約した国民投票を実施して敗北、辞任に追い込まれた。

  キャメロン首相、ジョンソン前市長、ファラージュ党首3人の戦線離脱は「歴史的な無責任」だとスウェーデンのロウィン副首相がツイッターで糾弾した。

  ファラージュ氏は欧州議会議員の座にはとどまり、次期英首相がEUを離脱し移民を減らすよう圧力をかけ続けていきたいと述べた。英国には交渉手段があることを理解している首相が必要だとも指摘。「ブリュッセルでの交渉をタカのように見守る」と述べた。

  ファラージュ党首は2015年5月の英総選挙で落選した時も辞任し、3日後に翻意した前歴があるが、「今回は心を変えることはない」と言明した。

Photographer: Jason Alden/Bloomberg *** Local Caption *** Nigel Farage

原題:Farage Resigns as UKIP Leader After ‘Winning Country Back’ (2)(抜粋)

(第2、4、5段落を追加し第6段落に加筆します.)
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