LINE:仮条件の価格引き上げ、時価総額6900億円超に-需要強く

  • 上限を100円引き上げ3300円に、海外分も上方修正
  • 市場吸収額は最大1328億円、公開価格は7月11日に決定

日米での上場を計画するLINE(ライン)は4日、新規株式公開(IPO)時の価格の仮条件を2900~3300円に引き上げた。仮条件の上限で計算した時価総額は約6930億円となる。

  従来の仮条件は2700ー3200円だったが、機関投資家からの需要の強さや市場動向を見て上方修正した。米国での発行分も26.5ー31.5ドルから28.5-32.5ドルに引き上げた。公募と需要に応じたオーバーアロットメントによる売り出しを含めた市場吸収額は最大約1328億円。公開価格は7月11日に決める。

  ラインは7月、東京とニューヨーク両市場に上場する予定で、IT企業としては今年、世界最大規模の上場となる見込み。調達した資金は海外展開など成長戦略投資に充てる。ラインは韓国のポータルサイト運営会社、ネイバーの子会社で、2000年にゲーム会社として設立された。

  6月10日の発表資料によると、15年12月期の売上高は前の期比40%増の1206億7000万円となったが、純損益は75億8200万円の赤字と、前の期の黒字から赤字に転落した。売上高のうちゲームなどコンテンツ事業が41%と最も大きく、スタンプなどのコミュニケーション事業が24%、広告は30%を占めた。

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