英議会の同意なければEU離脱できず-ロンドン大手法律事務所が見解

  • ミシュコン・デ・レヤは第50条発動には議会の同意が必要と主張
  • 英政府が議会に諮らずにプロセスを開始する場合は法的措置の構え

ロンドンの大手法律事務所ミシュコン・デ・レヤは、英政府が議会に諮ることなく欧州連合(EU)からの離脱プロセスを開始しようとする場合は、同政府を相手に顧客グループの代理として法的措置を講じることを明らかにした。

  EU離脱交渉はリスボン条約第50条の発動をもって正式開始となる公算が大きい。ミシュコン・デ・レヤは、このプロセスは英議会の同意があって初めて開始できるとの見解を発表した。英政府は辞意を表明したキャメロン首相の後任が決めるという立場を取っている。

  ミシュコン・デ・レヤのパートナー、カスラ・ノルージ氏は電子メールを通じた発表文で、「国民投票の結果に疑いの余地はないが、実行に移すには英国の法にのっとったプロセスが必要だ」と指摘。「英国の全ての人々に必要なのは、正しい憲法上のプロセスを踏み議会に民主的な責務を遂行させる政府だ。民主的責務とは、国民投票の結果に他の要素も合わせて考慮し、最終決定を下すことだ」と説明した。

英のEU離脱手続きは?

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

  ミシュコン・デ・レヤが代理を務めているとする顧客のメンバー名は今のところ伏せられている。同事務所は「リスボン条約第50条発動に際して、政府が英国憲法を支持し議会の主権を守ることの保証を求めて」政府側の弁護士と6月27日以降に連絡を取っていることを明らかにした。
 
原題:London Law Firm Says Brexit Can’t Happen Without Parliament Vote(抜粋)

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