オーストラリア総選挙:与野党が接戦、結果は5日以降に持ち越し

更新日時
  • ターンブル豪首相:週内の多数派での組閣に自信
  • 既存の政治に国民が反発、無所属議員の取り込みが鍵に

  2日投票のオーストラリア総選挙では既存の政治への国民の反発で与野党が大接戦となり、4日に入っても勝敗は明確になっていない。ターンブル首相は保守連合(自由党・国民党)による政権維持を目指し、無所属議員の取り込みを迫られそうだ。

  集計作業は5日に再開される。現時点ではターンブル首相率いる保守連合と野党・労働党のいずれも組閣に必要な議席数を確保できていない。長年の与野党の対立に嫌気が差した有権者は安定を求める一方で、ポピュリスト的で混乱を生む可能性のある少数政党を志向する動きも見られる。この結果、資源に頼る同国が財政的に余裕がない時期に政治不安のリスクが生じている。

  ターンブル首相が多数派政権を樹立するには76議席が必要。同国選管によれば、定数150の下院で保守連合は現時点で66議席、ショーテン党首率いる労働党は72議席確保のもようで、残る12議席は郵送による投票で決まる可能性もある。

投票を待つ豪有権者の列

Photographer: Recep Sakar/Anadolu Agency via Getty Images

  オーストラリア企業役員協会(AICD)のジョン・ブログデン氏は3日の発表資料で、「この選挙結果は豪州にとって最悪だ」と指摘。「われわれには確実性と、長期の政策決定ができる環境が必要だ」と設営した。

  ターンブル首相は3日、シドニーで記者団に対し、週末までに多数派で組閣することに自信を示した。

原題:Populist Rebuff Sparks Turmoil Amid Deadlocked Aussie Vote (1)(抜粋)

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