米テスラ車の死亡事故、消費者団体から厳しいルール求める声

  • オートパイロット使用中の初の死亡事故が5月にフロリダ州で発生
  • 死亡した男性は車内で映画を見ていた可能性あるとAP通信

米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは同社の「モデルS」のドライバーが5月7日、フロリダ州で起きた衝突事故で死亡した問題について、モデルSに使用されていた自動運転機能は試験的なものだとの見解を示した。同機能は2014年10月以降、7万台の全ての車に搭載されている。

  開発中のテクノロジーを使用するテスラの姿勢はシリコンバレーでは一般的だが、テストコースでの走行やプロドライバーによる運転に制限しているゼネラル・モーターズ(GM)など他の自動車メーカーの慎重さとは対照的だ。

  より強いルールを求めてロビー活動を展開してきたグループにとっては、制限の緩いアプローチを認める傾向が強まっている米当局の姿勢がまさに問題点だ。高速道路・自動車安全推進委員会のジャッキー・ギラン委員長は「明確なガイドラインなしに自動車メーカーに自らの試験を行うのを認めることは、消費者が実験のモルモットになることを意味する。今回のようなことは何度でも起きるだろう」と語った。

  フロリダ州での事故はトレーラーと衝突したモデルSを運転していた男性(40)が死亡したもので、当局が調査を始めた。トレーラーの運転手がAP通信に語ったところでは、死亡した運転手は車内で映画を見ていた可能性がある。当局はポータブルDVDプレーヤーを回収したが、事故発生時に動いていたかどうかは不明だという。
  

原題:Fatal Tesla Crash Spurs Criticism of On-The-Road Beta Testing(抜粋)

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