欧州マーケットサマリー:株、南欧国債とも続伸-中銀期待で

欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1145   1.1106
ドル/円            102.49   103.20
ユーロ/円          114.23   114.61


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  332.24     +2.36     +.7%
英FT100     6,577.83   +73.50    +1.1%
独DAX      9,776.12   +96.03    +1.0%
仏CAC40    4,273.96   +36.48     +.9%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .65%        +.01
独国債10年物     .13%        +.00
英国債10年物     .86%        .00


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,340.00    +19.25   +1.44%
原油 北海ブレント         49.73      +.02     +.04%

◎欧州株:続伸、英EU離脱決定ショックからの反発続く

1日の欧州株式相場は続伸。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受 け下げた分の半分以上を取り戻した。

指標のストックス欧州600指数は前日比0.7%高の332.24で引け、週 間では1カ月ぶりの上げ幅を記録した。ポンド安と商品価格の上昇で英 国のFTSE100指数も堅調で、4日間としては2008年以来の大幅高と なった。

ストックス欧州600指数は英国の国民投票でEU離脱が選ばれた直 後の2日間で急落したが、この4営業日で7.6%上昇した。中央銀行が 投資家を安心させようと、行動する用意があると表明したことが背景に ある。

プライム・パートナーズ(ジュネーブ)のフランソワ・サバリー最 高投資責任者 (CIO)は「中央銀行の介入で安心感が出たことがす べてだ。この反発は新たなトレンドの始まりではなく、政治的な不透明 性が依然ある。企業利益が振るわない低成長環境にいるということを忘 れるべきではない」と述べた。

この日はイングランド銀行(英中央銀行)が来週にも銀行の資本要 件を緩和する計画があると伝わり、銀行株が上げに転じた。スタンダー ド・チャータード、UBSグループはともに2%余り上昇した。

原題:European Stocks Cap Best Week in a Month in Post-Brexit Recovery(抜粋)

◎欧州債:スペイン債続伸、週間で4年ぶり大幅上昇

1日の欧州債市場では、スペイン債が続伸。2年債と10年債の利回 りは過去最低に下落した。世論調査に反して与党が議席を伸ばした先週 の総選挙以来堅調を続けており、10年債は週間でほぼ4年ぶりの上昇幅 を記録した。

欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策での債券購入ルールを緩和す れば、スペイン債などが最も恩恵を受けるとの観測が背景にある。同様 にイタリア債も今週は買いを集めた。

SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏は 「ECBが出資比率に応じた購入を改め、債券市場の規模に従って買い 入れていくようになれば、フランス債やドイツ債よりもイタリア債を多 く購入するようになるだろう」と指摘。「つまりイタリア債がドイツ債 や他の中核・準中核国の国債よりも堅調に推移するはずだということ だ」と語った。

ロンドン時間午後4時43分現在、スペイン10年債利回りは2ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.14%。一時は過去最低 の1.047%まで低下した。2026年4月償還債(表面利率1.95%)の価格 は0.185上げて107.45。週間での利回り低下幅は49bpに達し、2012年 9月以来の大きさとなった。

スペイン2年債利回りは過去最低となるマイナス0.232%を付ける 場面もあったが、その後戻し前日比1bp上昇のマイナス0.18%。イタ リア10年債利回りは4bp低下の1.22%。一時は昨年3月以来とな る1.15%まで低下した。

原題:Spain’s Bonds Post Best Week Since 2012 Amid QE Speculation(抜粋)

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