欧州債(1日):スペイン債続伸、週間で4年ぶり大幅上昇

1日の欧州債市場では、スペイン債が続伸。2年債と10年債の利回りは過去最低に下落した。世論調査に反して与党が議席を伸ばした先週の総選挙以来堅調を続けており、10年債は週間でほぼ4年ぶりの上昇幅を記録した。

  欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策での債券購入ルールを緩和すれば、スペイン債などが最も恩恵を受けるとの観測が背景にある。同様にイタリア債も今週は買いを集めた。

  SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏は「ECBが出資比率に応じた購入を改め、債券市場の規模に従って買い入れていくようになれば、フランス債やドイツ債よりもイタリア債を多く購入するようになるだろう」と指摘。「つまりイタリア債がドイツ債や他の中核・準中核国の国債よりも堅調に推移するはずだということだ」と語った。

  ロンドン時間午後4時43分現在、スペイン10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.14%。一時は過去最低の1.047%まで低下した。2026年4月償還債(表面利率1.95%)の価格は0.185上げて107.45。週間での利回り低下幅は49bpに達し、2012年9月以来の大きさとなった。

  スペイン2年債利回りは過去最低となるマイナス0.232%を付ける場面もあったが、その後戻し前日比1bp上昇のマイナス0.18%。イタリア10年債利回りは4bp低下の1.22%。一時は昨年3月以来となる1.15%まで低下した。

原題:Spain’s Bonds Post Best Week Since 2012 Amid QE Speculation(抜粋)

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