賭け屋のオッズまだ信じますか-英のEU離脱確率28%、しかも5年後

英国があと4年、さらにその先も欧州連合(EU)にとどまる確率は、どの程度あるだろうか。ブックメーカー(賭け屋)によれば、米大統領選で共和党候補の指名が確実なドナルド・トランプ氏が、本当に大統領になる確率とほぼ同じ数字になる。

  英国が2021年以降にEUを離脱するかどうかについて、アイルランド最大のブックメーカー、パディー・パワー・ベットフェアが示した離脱の予想オッズは5/2となっており、確率が28%であることを示す。米大統領選でのトランプ氏勝利のオッズは11/4で、確率は約27%だ。

  英国がEUを結局離脱しないか、離脱しても限定的な形になるのではないかという思惑がアナリストやトレーダーの間で広がっている。ラボバンクのアナリストが6月30日のリポートで指摘したところでは、今週のロンドン市場の株価が2営業日で2011年以来の上昇率を記録したことも、英国がEUを離脱するかどうかを再評価する動きと一部で受け止められている。FTSE100種株価指数とブルームバーグのグローバル商品指数は、英国民投票後の下げをほぼ取り戻した

この光景を想像できれば英国のEU残留も想像可能

Oval Office of the White House August 31, 2010 in Washington, D.C.

  英国民投票でEU離脱が拒否される90%の確率がオッズで一時示されたこともあって、政治イベントの結果を占うブックメーカーの評判は大きく傷ついた。しかし、EU離脱への支持を覆すために英政府が2回目の国民投票を実施する可能性も含めて、政治情勢を賭けの対象にしようと考えるギャンブラーが少しずつ戻りつつあるという。

  英ブックメーカー、ラドブロークスの政治オッズ責任者マシュー・シャディック氏は「かなりの多くの人々が10/1のオッズで、1年以内の国民投票実施の方向に賭けている」と説明した。

原題:Think Brexit Won’t Happen? A Trump White House Is Just as Likely(抜粋)

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