きょうの国内市況(7月1日):株式、債券、為替市場

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●日経平均1カ月ぶり5日続伸、世界的な政策期待-ディフェンシブ高い

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  東京株式相場は、日経平均株価が1カ月ぶりの5日続伸。英国の欧州連合(EU)離脱選択の影響を和らげるため、政策当局者が経済、市場刺激策を打つとの期待が優勢だった。医薬品や食料品、水産などディフェンシブ株、化学や精密機器株など外需セクターの一角が高い。

  TOPIXの終値は前日比8.62ポイント(0.7%)高の1254.44と反発。日経平均株価は106円56銭(0.7%)高の1万5682円48銭、5日続伸は5月31日以来。

  ニッセイアセットマネジメントの久保功株式ストラテジストは、「米国の利上げ先送り、欧州や日本などの金融緩和観測を背景に世界的にリスクオン、米国を中心に売られ過ぎた分の買い戻しが続いている」と指摘、「英国のEU離脱で危機がどんどん進むとの懸念が後退し、安心感が広がっている」と話した。

  東証1部33業種は水産・農林、医薬品、化学、食料品、証券・商品先物取引、精密機器、ゴム製品、パルプ・紙、金属製品、ガラス・土石製品など26業種が上昇。空運、石油・石炭製品、倉庫・運輸、海運、鉱業、鉄鋼、不動産の7業種は下落。石油など資源セクターは、前日のニューヨーク原油先物が3.1%安と反落したことが嫌気された。東証1部の売買高は17億3592万株、売買代金は1兆7959億円と売買活況の目安である2兆円の大台を6営業日ぶりに割り込んだ。値上がり銘柄数は1388、値下がりは454。

  売買代金上位では、四半期好決算とアナリストの投資判断引き上げが重なったニトリホールディングスが大幅高、メリルリンチ日本証券が投資判断を「買い」に上げたヤマトホールディングスも高い。KDDIや良品計画、東芝、花王、大塚ホールディングス、野村ホールディングス、第一三共、味の素、ペプチドリーム、エムスリーも買われた。半面、ブイ・テクノロジーや日立製作所、日本電産、日本航空、ダブル・スコープ、ヤマハ発動機、アダストリアは売られ、SMBC日興証券が投資判断を下げた出光興産も安い。

●債券上昇、2年~10年利回り過去最低更新-オペ結果や緩和観測で買い

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  債券相場は上昇。新発2年物、5年物、10年物の国債利回りが過去最低水準を更新し、先物は史上最高値を付けた。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が好感されたほか、根強い追加緩和観測を背景に買いが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比8銭安の152円84銭で取引を開始。すぐに水準を切り上げ、一時153円37銭を付け、過去最高を更新。結局40銭高の153円32銭で引けた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.22%で取引を開始。その後は水準を切り下げ、マイナス0.255%まで低下し、過去最低を付けた。新発2年物の366回債利回りはマイナス0.335%、新発5年物の128回債利回りはマイナス0.355%と、ともに最低水準を更新した。

  JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、「日銀オペで長期・超長期ゾーン減額があったばかりで、まさか今日こんなに金利が下がるとはやや驚きだ」と指摘。「今日のオペの結果は強かったが、世界的に株価が持ち直しており、債券をどんどん買い進める真新しい材料が出て来たわけではない。新たな四半期の初めからこんなに買わなくても、というほどの強い地合いだ」と話した。

  日銀がこの日に実施した今月1回目の長期国債買い入れオペの結果によると、残存期間「1年超3年以下」の応札倍率が2.47倍と前回から低下した。一方、「3年超5年以下」が2.27倍、「5年超10年以下」が2.91倍にやや上昇したものの、2倍台にとどまった。

●ドル・円が102円台後半に反落、リスク回避一服も週末控え円買い優勢

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=102円台後半に反落。世界的な株価の反発などリスク回避の流れは一服しているが、世界経済の先行き不透明感がくすぶる中、積極的にリスクを取りに行く状況にはなく、週末を前に円を買う動きが優勢となった。

  午後3時25分現在のドル・円は102円70銭前後。欧米株の上昇を受けて早朝に一時103円39銭と1週間ぶりのドル高・円安水準を付けたが、その後じりじりと値を切り下げ、午後の取引終盤には102円68銭まで円買いが進んだ。

  FXプライムbyGMOの柳沢浩チーフアナリストは、ドル・円も英国の欧州連合(EU)離脱絡みで一時99円台に突入し、売られ過ぎ感があったため、この1週間ぐらいは戻り歩調になっているが、「ドル・円が上がると予測して買っている向きはあまりいないと思う」と指摘。株が堅調なのでリスクオンで円が売られている面はあるものの、米債利回りが下がり基調にあるということは米国の利上げはないと考えるべきだとの見方もできるとし、「手放しでドル・円を買える話ではない」と語った。

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