エネルギー債に投資してはいけない、デフォルトを予想-ピーターズ氏

  • プルデンシャルのピーターズ氏:他の高利回り債は魅力的
  • 特に欧州の銀行との比較で米銀の債券を選好-ピーターズ氏

プルデンシャル・ファイナンシャルの債券部門で6000億ドル(約61兆7000億円)余りの運用に携わるグレゴリー・ピーターズ氏は、最近原油価格が上昇しているにもかかわらず、エネルギー関連のジャンク債(投機的格付け債)への投資を控えていることを明らかにした。

  ピーターズ氏は6月30日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「エネルギー業界では向こう数年間に膨大な量のデフォルト(債務不履行)が発生すると予想されるため、当社はこの業界と、商品業界への投資を控えている」と説明。「それ以外については、米国と欧州の双方で高利回り債は非常に魅力的に見える」と述べた。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチによれば、エネルギー関連のジャンク債の利回りは6月29日に9.6%に低下した。2月には21%に達していた。ナイジェリアやコロンビアでのパイプラインへの攻撃やカナダの山火事、米国の原油生産鈍化で世界の供給が減少し、原油価格は上昇した。

  債券投資家は、エネルギー市場の変動に関連したボラティリティ(変動性)の上昇と、英国民投票での欧州連合(EU)離脱決定による影響に見舞われている。米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、金融機関に対するストレステスト(健全性審査)の包括的資本分析(CCAR)の結果を公表し、ドイツ銀行とスペインのサンタンデール銀行の米部門を不合格とする一方、国内大手行の資本計画については承認した。

  ピーターズ氏は、特に欧州の銀行との比較で米銀の債券を選好していると述べた。欧州銀行は自己資本比率が低くレバレッジ比率が高い、と同氏はみている。

原題:Don’t Be Lured by Energy Debt Gain as Defaults Loom, Peters Says(抜粋)

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