【個別銘柄】ニトリHDや大塚HD高い、タカタ急落、セラク買い気配

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1日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  ニトリホールディングス(9843):前日比7.9%高の1万3320円。3-5月期営業利益は前年同期比31%増の273億円となった。家具・インテリアの販売が好調だった。野村証券は独自商品「Nシリーズ」の拡販、都市出店やネット展開の本格化、調達・物流改革といった構造改革が続くと指摘。円高や消費増税延期など環境好転の恩恵も大きいとして業績予想を増額し、目標株価を1万2500円から1万5000円に上げた。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げ。

  大塚ホールディングス(4578):4.5%高の4930円。メリルリンチ日本証券は目標株価を5400円から5600円へ引き上げた。為替前提変更などから業績予想を修正、DCF(ディスカウントキャッシュフロー)に基づいて目標株価を更新した。Abilifyの特許切れ影響をカバーする複数の新薬貢献がすでに見えている上、NC事業の上振れや2016年12月期計画の増額修正期待も支援材料と評価。投資判断は「買い」を継続した。

  味の素(2802):3.2%高の2483.5円。みずほ証券は第1四半期業績は停滞を予想しながらも、経済環境がきびしい新興国での現地通貨ベースの調味料事業の堅調継続や構造改革に取り組む米国冷凍食品事業の中期的なポテンシャルなどから、投資判断は「買い」を確認した。

  ソフトバンクグループ(9984):1.1%安の5727円。米スプリントによる13年のクリアワイヤ買収をめぐり一部のクリアワイヤ株主が起こした訴訟について、デラウェア州衡平法裁判所は、訴えを退けるよう求めたスプリントと親会社ソフバンクの請求を却下した。この訴訟はクリアワイヤの少数株を保有していたアウレリウス・キャピタル・マネジメントの3つのファンドが13年に提起していた。

  ヤマトホールディングス(9064):3.8%高の2430円。メリルリンチ日本証券は投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」、目標株価を2200円から2600円に引き上げた。新商品「ネコポス」の数量増とコスト構造の転換で短期業績は好調とし、18年3月期営業利益予想を744億円から773億円、再来期は767億円から849億円に増額した。

  タカタ(7312):6.1%安の371円。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、「ホンダ」と「アキュラ」ブランドの01年ー03年モデル約31万3000万台の所有者に対し、欠陥のあるタカタ製エアバッグを直ちに修理するよう通知した。新たに実施した試験で、これらの車に搭載されたエアバッグに他よりもずっと高い破裂リスクがあることが判明したためだと説明している。

  GMOペイメントゲートウェイ(3769):6.4%高の6170円。プリペイドカード、プリペイド型電子マネーの発行・管理を行うバリューデザイン社(東京・中央区)に出資した、と6月30日に発表。20年東京五輪開催に向け決済のキャッシュレス化が推進される中、与信不要、誰でも所持できるプリペイドカードが注目され、両社で新たなスキームを構築するのが狙い。

  スギホールディングス(7649):1.4%安の5610円。3-5月期営業利益は前年同期比11%減の61億6600万円だった。新規出店などインフラ先行投資で販売管理費が増加したことが響いた。ゴールドマン・サックス証券では営業利益は同証予想69億円を下回り、会社計画からは4億円下振れたと指摘。売り上げ面では調剤が計画線だが、物販は一部インバウンドが影響して化粧品などでやや物足りないとした。投資判断は「買い」を継続。

  ソースネクスト(4344):4.6%高の476円。ソフトフロント(2321)との間で業務提携を締結したと発表。中小企業向けアプリの開発やデジタル郵便事業での協業などを行う。

  出光興産(5019):5.5%安の2091円。SMBC日興証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。株主総会で創業家が昭和シェルとの合併に反対する意見を表明したことなどを踏まえ、業績予想を下方修正。目標株価は2900円から2300円に変更した。

  西松屋チェーン(7545):5.9%高の1533円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を1300円から1650円に引き上げた。納期管理の徹底やPB商品の拡充など商品戦略推進が奏功し、第1四半期決算での利益率改善が目立ったと評価。17年2月期営業利益予想を75億円から91億円(会社計画75億2900万円)、18年2月期は76億円から96億円に増額した。投資判断は「オーバーウエート」継続。

  津田駒工業(6217):13%高の113円。15年12月-16年5月期の営業利益は5億円と、従来計画2億5000万円から倍増したもよう。繊維機械事業でインド市場での販売強化が成果を上げたほか、工作機械関連事業では国内の自動車業界などが堅調に推移した上、生産効率化も寄与した。

  ダイセキ(9793):3.1%安の1915円。3-5月期営業利益は前年同期比15%減の18億3500万円だった。国内工業生産の低迷から主力の工場廃液の中間処理・リサイクル業の売り上げが低迷したことに加え、土壌汚染の調査・分析・処理事業での大型案件終了も響いた。

  夢の街創造委員会(2484):4.4%安の1850円。16年8月期営業利益予想を6億5000万円から前期比4.4%増の5億7000万円に下方修正した。テレビ広告やスマートフォンアプリのリニューアルなどを通じた「出前館」の順調で売上高は3%強上振れるが、広告宣伝費などコスト負担やM&A(企業の合併・買収)によるのれん償却額の増加などが響く。

  RIZAPグループ(2928):3.8%高の968円。「RIZAP」ブランドのアパレル商品を展開するため、伊藤忠商事とマスターライセンス契約を結んだと発表。有力メーカーとサブライセンス締結し、トレーニングウエアやスポーツウエア、アンダーウエア、スイムウエア、ソックスなどを展開する。同社は7月1日付で持株会社制に移行、社名を健康コーポレーションから変更した。  

  Gunosy(6047):13%高の868円。16年5月期営業利益は5億6200万円と、従来計画の4億600万円から上振れたもよう。新規ダウンロード数、ユーザー継続率好調による増収効果に加え、外部パートナーと連携したアドネットワーク関連売上高も伸びた。連結決算の公表は16年5月期から開始、個別ベースでの15年5月期営業利益は1億9000万円だった。

  セラク(6199):ソリューションサービスやオンサイトサービス、農業IoTソリューションサービスを展開する同社が1日、マザーズに新規上場した。16年8月期業績計画は、売上高が前期比22%増の65億円、営業利益が69%増の5億2300万円、1株利益は106円93銭。公開価格1500円に対して終始気配値を切り上げ、売買初日は公開価格比2.3倍の3450円買い気配のまま取引を終えた。

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