ゴールドマンの原油50ドル予想に下振れリスク-ナイジェリアの停戦で

  • 停戦合意が持続可能なら原油生産は回復する可能性も
  • ナイジェリアの原油生産の将来の道のりは引き続き不透明

米ゴールドマン・サックス・グループは、原油価格が7-12月(下期)に同行予想の1バレル=50ドルを下回る可能性があるとの見方を示した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるナイジェリアでの武装勢力と政府の停戦を理由として挙げている。

  ダミアン・クールベイリン氏らゴールドマンのアナリストは6月29日付文書で、ナイジェリア政府は原油生産が7月末までに通常の水準に戻ると「楽観的に」予想しており、暫定合意が持続可能なら原油生産の増加につながると予測。ゴールドマンによれば、それによって世界の原油市場が7-12月に均衡に近づくと見込まれ、供給回復は同行の価格見通しにとってリスク要因となる可能性がある。

  ナイジェリアでは武装勢力の攻撃により原油生産がほぼ30年ぶりの低水準に落ち込み、北海ブレント原油価格は今年初めに付けた12年ぶりの安値から80%上昇している。

  ゴールドマンのアナリストらは「持続可能な合意が成されていないため、ナイジェリアの原油生産の将来の道のりは引き続き不透明だ。合意に至る過程で今後も供給が途絶え、内陸や陸上ターミナルに接続する浅水域の油田が引き続きターゲットとなり攻撃が再開する可能性がある」との見方を示した。

原題:Goldman’s $50 Oil View at Risk as Nigerian Militia Hold Fire (1)(抜粋)

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