ブラジル株:ボベスパ指数、上昇-成長回復期待で銀行株高い

  • 銀行のイタウ、ブラデスコが指数を押し上げ
  • ヴァーレは鉄鉱石価格の上昇を受け値上がり

30日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。英国の欧州連合(EU)離脱選択に伴う影響に対し世界の政策当局が対策を講じることにより成長が上向くとの楽観的見方が広がり、銀行株が上昇した。

  銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングとブラデスコ銀行などが指数を押し上げた。証券取引所を運営するBM&Fボベスパは7週間ぶり大幅高。ブラジル紙グロボは、同社が次期最高経営責任者(CEO)にJPモルガン・チェースのジョゼ・ベレンゲル・ネト氏を指名すると報じた。MSCIブラジル指数の10の業種別指数は全てが上昇。鉄鉱石生産のヴァーレも高い。鉄鉱石価格は5月以来の高値を付けた。

  英国民投票後の市場動向に伴い、欧州中央銀行(ECB)は債券購入のルール緩和を検討していると伝えられたことから、この日は西半球で市場が軒並み高となった。世界の市場環境が一段と落ち着くことは、財政立て直しとここ1世紀で最も深刻なリセッション(景気後退)からの脱却とを目指すテメル大統領代行にとってプラスとみられる。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ラファエル・オーマチ氏はサンパウロから取材に応じ、「投資家がブラジルの見通しに自信を高める中で、われわれに必要なのは世界的なリスク回避姿勢も後退することだ。英国民投票の結果に伴う不透明感は依然として大きい。従って、一段のボラティリティに備えるべきだろう」と語った。

  ボベスパ指数は前日比1%高の51526.93で終了。年初からのドル・ベースでの上昇率は48%に達した。イタウは2.3%、ブラデスコは0.6%それぞれ上昇。ヴァーレは1.2%高だった。BM&Fボベスパは4.7%値上がり。同社はトップ人事について正式な決定には至っていないと説明した。

原題:Ibovespa Extends World’s Top Rally as Banks Rise on Rebound Bets(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE