欧州債:南欧国債が急伸、ECBの債券購入ルール緩和への期待で

30日の欧州債市場では、イタリア国債とスペイン国債が上げ幅を拡大。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて欧州中央銀行(ECB)が債券買い入れルールの緩和を検討しているとブルームバーグが関係者情報として伝え、相場に影響した。

  スペイン債は取引終盤に買いを集め、10年債利回りは2015年4月以来の水準に低下。ドイツ債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は、英国民投票が実施された23日の水準以下に縮小した。

  キャンター・フィッツジェラルド(ダブリン)の債券ストラテジスト、オーウェン・カラン氏はECBの債券購入ルール緩和検討の報道について「市場が待ち望んでいるたぐいのニュースだ」とし、「ドイツ債は売り、イタリア債は買い」だと述べた。

  ロンドン時間午後5時現在、イタリア10年債利回りは前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.26%となり、4月5日以来の低さ。同国債(表面利率1.6%、2026年6月償還)価格は1.05上げて103.21。

  スペイン10年債利回りは9bp低下の1.16%。ドイツ債とのスプレッドは1.29ポイントと、5月3日以降の最小となった。

  

原題:Italian Bonds Jump With Spain’s on Prospect of Looser QE Rules(抜粋)

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