コンテンツにスキップする

ECB、債券購入のルール緩和を検討-関係者

  • 理事会メンバー数人、経済規模に応じた買い入れ配分の変更を支持
  • 量的緩和の枠組み変更ならドイツ連銀が恐らく懸念

欧州中央銀行(ECB)は債券購入のルール緩和を検討している。協議に詳しい複数のユーロ圏当局者が明らかにした。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて、買い入れ対象の債券を十分に確保する狙いがある。

  内部情報だとして匿名で話した関係者によると、政策担当者は量的緩和策での買い入れに適格な債券が減少したことを懸念。投資資金が域内で最も安全な資産に殺到し、いくつかのソブリン債の利回りが買い入れ対象外となる水準まで低下したことが背景にある。このためECB理事会メンバー数人は各国の経済規模に応じた買い入れ配分を、債券の発行残高に沿ったものへと変更することを支持しているという。

  実現すれば、国債発行残高が日米に次ぐ世界3位のイタリアなどが恩恵を受ける。だが論争も呼びそうだ。ECBの債券買い入れ策をめぐっては、金融政策の名の下に財政規律の緩い国を助けているとして、域内数カ国の高等裁判所でその合法性が争われてきた。

European Central Bank President Mario Draghi And Key Speakers At Brussels Economic Forum

ECBのドラギ総裁

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

  関係者の1人によると、債券買い入れ策が現在の方式から逸脱すれば、ドイツ連邦銀行(中央銀行)が恐らく懸念を示すとみられる。ECBとドイツ連銀の報道官は、債券買い入れルールの緩和見通しについてコメントを拒否した。

原題:ECB Said to Weigh Looser QE Rules as Brexit Cuts Asset Pool (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE