ドイツ銀、システミックリスクへの影響度で最重要の可能性-IMF

欧州で最大の投資銀行事業を持つドイツ銀行は、世界の大手銀行の中でシステミックリスクに影響する度合いが最も大きい可能性があると、国際通貨基金(IMF)が指摘した。

  IMFは29日公表した報告で、ドイツ銀はグローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)の中で「システミックリスクへのネットでの影響度において最重要の銀行であるようだ」としている。HSBCホールディングスとクレディ・スイス・グループが次だという。

  IMFは「ドイツ銀の相対的な重要性は、G-SIBに対する厳重な監督とその国境を越えるエクスポージャーへの厳密な監視、リスク管理、および新たな破綻処理制度導入のキャパシティを迅速に完成させることの重要性を強く示すものだ」と論じた。

  世界の監督当局は2008年の金融危機時のような公的資金による銀行救済を避けるため、自己資本要件を厳格化し、銀行に規模縮小や組織の単純化を促している。ドイツ銀は現在、自己資本の最低要件を上回っており、規制厳格化に対応するためバランスシート圧縮を進めている。

  IMFはまた、「1国の銀行セクターのショックが他国の銀行システムの資本を目減りさせる割合において、ドイツとフランス、英国、米国は国外への影響度が最も高い」と分析した。

原題:Deutsche Bank May Be Top Contributor to Systemic Risk, IMF Says(抜粋)

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